募金

お金には必ずあるきな臭い話、募金編

募金、大変すばらしい行動の裏には・・詐欺があるのです。そもそもお金が絡むところにはたいてい怪しい何かがあるのです!・・強弁していると何か恨みでもありそうな感じですが、あくまで一般論、良い話でもお金に関しては、やはりある程度シビアでなくてはいけませんね。

実際によくある詐欺は「不幸な子供」話を作って街頭募金をすること、不幸な子供の証明をしないと募金が出来ないわけではなく、募金というのは集めた人の信頼に任されているという結構リスキーな話ではあります。

また勝手に「赤十字」など大手の名前を語ることもありますね。こういうのは戸別訪問、郵便での勧誘が多いです。高齢者などは話が理解しきれず、また「人のため」と言われると寄り切られる可能性が大きいです。振り込め詐欺と構造は全く同じですから、高齢の親が離れて暮らしている場合は釘を挿しておくといいですね。

また架空HPやネットバナーなどもあります。理由が募金というだけで、振り込め詐欺と全く同じ、「自分だけは!」はやめましょう。

また、グレーゾーンの話としてよく聞くのが「チャリティーグッズ」果たして本当に寄付されているのか?またチャリティーライブも同じですね。この辺になると思い切って信じるしかないです。逆にいうと「何か煮え切らない」というのは断りましょう。

募金に限らず、金銭のやり取りはちょっと冷たいくらいでよいのです。 ところで、詐欺だと判った時に訴えられるのか・・基本的には難しいようですが「支払い証明」が有効になりますので、保存しておきましょう。

箪笥預金ならぬ、箪笥募金

タンス預金と言うのは聞きますが(本当にやっている人は多いのだろうか・・・)タンス募金というのがありました。東日本大震災への寄付のためだそうです。

引用;岩手放送

岩谷堂箪笥まつりの売上を震災募金へ寄付 被災者支援のため岩手の匠たちが募金の贈呈です。先月行われた岩谷堂箪笥まつりの売上の一部がきょうIBCの震災募金に寄付されました。

きょうは岩谷堂箪笥生産協同組合の三品健悦理事長と八重樫公人専務理事がIBCを訪れ、IBC震災募金として18万円あまりを寄付しました。この寄付金は先月28日から4日間にわたって奥州市で開催された岩谷堂箪笥まつりの中でのチャリティ販売の売上の一部です。今年のまつりでは沿岸地域からの購入者が例年より多く、全体の購入者のおよそ14%に上りました。岩谷堂箪笥の生産組合では「義捐金が被災した方の生活に役にたてれば」と話しています

http://news.ibc.co.jp/item_21642.html

何かと言いますと、タンスの売上金を募金にするというもの、このタンスの会社、本社は埼玉みたいなんですが、なぜか奥州市で「箪笥祭り」を開催、結構、東北沿岸地域のお客さんも多いのでした。・・ということは、自分で自分の土地を助けているような気もしますね。ちなみに寄付先のIBCとは岩手放送のこと。

募金ではあるんですけど、地域活性化=自分の土地でお金を使って、お金を回そうという仕組みになってます。 個人的に、これはベストではないかと思うのですよ。よく海外教育、生活援助の話で「やってあげる」と言う方法を取ると、現地の人に甘えと依存が出て失敗する話を聞きますが、やっぱり「自分たちがやっている」と言うのは大きいのです。特に震災から3年以上経過した今にはピッタリ。

草の根系は口コミで信頼が定着して行くのもメリットですね。 しかも、箪笥屋さんは埼玉、東北の人に売れば知名度アップ、うまく行けば、「東北産の木材を使って」ってなことになるかもしれず、ウインウイン、この方向は展開を見守りたいですね。

いつでもやってる募金、単発の募金

募金「いつでも歓迎したします」というものもあれば、単発的なものもありますね。

前者の代表が日本赤十字、赤い羽根共同募金、ユニセフ、あしなが募金会という募金を集めて活動する団体のものです。 また東日本大震災のような広域災害の場合も、長く受付が行われていますね。

こういったところは「ちょっと送ろうかな」と思ったときには歓迎してくれますので、気軽にトライ!です。・・余談ですが・・赤い羽根募金は羽根を配ってないときは受け付けていないわけではないです!街頭募金を行う=赤い羽根がもらえるのが10月1日~12月31日なんです。どうしても羽根がほしい方は、そこで頑張ってください。

これに対して単発的なもの、1番身近にあるものといえば「母校の寄付金依頼」郵便・・・「このたび甲子園出場が決まり、つきましては」みたいなのですね。

また建物立て換えなど、学校からお寺、町内行事まで、自分の関わったところから来る依頼が1番多いと思われます。 正直、ちょっとうっとおしいのですが~使い道が非常にはっきりしている=明朗会計ではありますね。(たまに、要らないものが決算書にあったりもしますが・・)身近ではあります。

また週刊誌などで見る「病気の子供の海外移植手術」というのもありますね。また事件解決金など、個人的に集めているものです。身近な人ならともかく情報の正確さが解りにくいデメリットはありますね。

大きな機関であれ、個人的なものであれ、しっかり考えることも大事ですね。

目的が明確なあしなが募金

あしなが育英会と言うのは誰でも聞いたことがあると思います。親を亡くした子供たち、または重病の子供たちの援助機関、純粋に寄付金のみでの運営です。

何となく「あしながおじさん」のイメージがありますが、これは「あしながさん」と言う登録制度、特に期間は決まっておらず、登録&振込み方式です。また最近では震災遺児のための「かけはしさん」というのも登場しております。もちろんこれだけではなく、一般からの寄付もHPからクレカ払いで受け付けています。

また遺産香典返しも歓迎、未使用切手やプリカという金券ショップで売れそうなアイテムも寄付できるようです。書き損じはがきもOKですが、あくまでお金と交換可能なものという意味なので、物資援助は受け付けていません!強弁しておきます。 しかし「あしなが育英会」が他の募金を集める団体と決定的に違うのは、進学援助はもちろん震災遺児の家の世話、そしてメンタルケアのバックアップをするセンターを作るなど、とにかく子供の健やかな成長を祈る方針であるということ、団体の方が現場で動いているというリアルな会なんです。

日本の子供だけではなく、海外の子供への支援にも熱心、募金の使いみちにイマイチ信用が持てない、何か解りやすいところに使ってほしい!という熱意のある人には向いていますね。実際あしなが育英会の募金は各活動(例、がん遺児支援など)にピンポイントで募金が出来ます。しっかりとした意思と熱意を持った人には向いている募金ですね。「熱い」というタイプの人トライしてください。

私立大学の募金って?

はりきりタイトルですが、私立大学への寄付=裏金っぽいイメージがありますが、それは寄付ではなく賄賂というなの犯罪ですのでお間違いなく。

実は私立大学には、個別に大学の寄付をする方法と、私立大学全体を応援する方法があるのです。 個別の寄付は入学した人ならお分かりだと思いますが、入学時、在学中、卒業後といろいろ「募金のお知らせ」が着ます。国公立でも近いものはあります。ちなみにこれを無視すると何かまずいことがあるのかというと、全くないです。強いて言えばかなり財政の厳しい大学の場合は、より存続がまずくなるということは考えられますね・・。

さて、一方の私立大学全般への寄付ですが日本私学支援振興、共済事業団があります。そこに寄付をすればよいのです。 ここでちょっと難しい話、募金には「受配者指定寄付金」というものがあります。平たく言えば「使い道を指定する寄付」ということ、どちらかというと法人の話なので、あんまり庶民にはどうでも良いかなあ、という気もしますが。この制度で何がよいかというといつでも寄付可能=目的がはっきりしている寄付の場合は寄付控除が受けられる、つまり募金を出す方も、もらう方もシステムがラクになり、寄付控除もラクに受けられるということのよう。ちなみに寄付金は「学術研究振興資金」というものになったりするそう、アカデミックな世界は解りづらいですね。

ユニセフ募金とは?!

募金と言えば、最大規模はやはりユニセフですね。最大かどうかは知りませんが「国際支援」と言えばユニセフです。

逆に言うと、規模が大きすぎて詳しいことが良く知られていないんです。ゆえに名前だけ知られていることを利用して詐欺も結構多いので注意してくださいね。

さてユニセフの仕組みですが、各国(36カ国)のユニセフ協会または政府からユニセフ本部に募金を送ります。本部は各国地域のユニセフ事務所にそのお金を配ります。実に簡単なシステムです。

しかし扱う範囲が世界、そして各種人道支援・・無数に渡るのです。だからユニセフは募金方法もいろいろな選択肢があります。

まずマンスリーサポート、継続サポーターですね。一般募金もクレジットカード、ネットバンキング、コンビニ、振り替えから遺産寄付までほぼすべての方法で可能です。面白いところでは退職金などお祝い金の寄付、また海外のコインも寄付が出来ます。持て余している人は、考えて見てもいいかもしれません。

また用途も一般募金の他に、緊急復興支援、分野地域別と選ぶことが可能です。

大掛かりな募金ですので、所得税、相続税、一部住民税の寄付控除もあります。税金控除についてはまた機会を改めましょう。 募金方法はユニセフグッズを買うことでも出来ますし、また子供たちの文房具を変わりに買ってあげることが出来ます。ユニセフのサイトから可能です。

詐欺が多いこともあり、信頼できる人の勧めかサイトを見て自主的に参加するのが賢明ですね。

ベルマークなど間接的な募金いろいろ

昔なつかしベルマーク・・今現在、集めるのが大変・・イライラな人もいるかも~ですが、あれどういう仕組みでお金になって品物になっているんでしょうね。

ベルマークはベルマーク財団というのがあり、PTA,各会社とスクラムを組んでいるという構図です。だから学校で集めれば集めるほど学校がリッチになっていく!とは限らないのですね。念のため原則はそうなんですけど、災害応援のためにベルマークで集めたお金をよその学校に送ると言うような調整を財団はしているんです。結構、ビッグな話なんですよ。

ところで、持ち込むのは誰でも可能、集めているところならどこにでも気軽に持ち込んでください。ごみにするなら集めてもいいかと思われます。問題は、どこがベルマークの恩恵にあずかるかなんですが・・学校、公民館、大学など・・で、これは結構面倒な届出がいるんですね。

しかし、この商品便乗型は意外に侮れない募金ワールドです。近いものとしては古切手、あれ郵便局に集配箱がありますが、あれはやはり寄付になるそうです。ちなみに個人で寄付先をネットなどで調べて、好きなところに寄付もできますよ~。 ペットボトルのキャップなんかもありますね。

間接募金って、ちょっとリサイクルに近いものがありますが、大きな違いは自分にとって要らないものが「公的にお金になる」これを募金と言わずして何と言う!です。日常生活で出来る募金スルーはもったいないですね。せっかく企業も(宣伝がてら)頑張ってくれてますし、気にしておきましょう。

赤い羽根募金

募金と言うと赤い羽根を思い出します。あれはいったい何なのか、赤い羽根を買っているわけではありません。違っているとも言い切れませんが・・。正式には赤い羽根共同募金といい、共同募金会と言うところが主催する募金なのです。

運営はボランティアですが、法人のバックアップも多く、NHK歳末助け合いは、実は同じ流れなんですね。どおりでキャスターが羽根をつけているわけです。肝心の使い道ですが、共同募金会は都道府県別になっており、それぞれ助成額と言うものを決めます。その金額分を集めるんですね。

現実には、7割が集めた都道府県で使われ、残りは広域利用されているようです。ということは、宝くじ同様地元で募金するほうが良い!と言えなくもないですが。

各都道府県は、この助成金の一部を災害準備金として貯めています。なので、普段赤い羽根募金をしている人は、災害募金を最初からしていることになりますね。使途の詳細は「はねっと」と言うHPで見られます。

実はあの募金箱は一部の方法、電子マネーでも寄付できたりするんです。赤い羽根柄のクレジットカードも大手で用意されてますし、共同募金会で赤い羽根柄の図書カードやストラップを売っています。羽根より自慢にはなるかもしれませんね。 毎年グッズが違うようなので、募金しながら集めてもいいかもしれません。

ちなみに赤い羽根共同募金は世界中にありますが、赤い羽根なのは、日本と南アフリカだけなのだとか。他は虹色などいろいろと違うようです。

ボランティアは随時募集中です。たまには箱を持つほうでもいいかもしれません。

Yahoo!で「3.11」と検索すると募金できます

[browser-shot width=”600″ url=”http://promo.search.yahoo.co.jp/searchfor311/”]

今日は東日本大震災から3年。様々なメディアで復興の状況や被災地の現在を取り上げています。報道を見ると震災から3年経ち、復興が進んでいるところもあれば、まだ更地のままだったりがれきが残されている地域もまだまだあります。被災地から県外などに避難している方もいまだに26万人にも上るということで被災地の方のかつての日常を取り戻すというところまでは行っていないのかもしれません。

そんな中、検索サイト大手のYahoo!Japanで検索すると募金ができるサービスがリリースされています。

3.11、検索は応援になる。 | Help Tohoku. Search “3.11”
http://promo.search.yahoo.co.jp/searchfor311/

これはYahoo!の検索キーワードで「3.11」と検索すると10円が公益財団法人東日本大震災復興支援財団の「一般寄附金」へ寄付されるというものです。Yahoo!さんは結構こう言った募金事業を行っていて、今回の募金以外にも「Yahoo!ネット募金」というサービスも展開しています。

http://donation.yahoo.co.jp/

Yahoo!は多くの方が使っていると思いますが、2010年の調査では月間で4000万人以上の方がYahoo!を利用したというデータもあります。今は検索サイトとして有名ですが、これから先、寄付や募金のプラットフォームとしても多くの人が利用することになるかもしれませんね。

実はいろいろある商品購入募金

募金の中で1番「したぞ」っぽくないのが、商品購入募金です。実は最近このジャンルが結構熱いのです。やはり正攻法の募金だと気恥ずかしく、特定の人しか参加しないとかそういう理由でしょうね。スタンダードな募金は商品購入代に募金が含まれているというもの、身近なものをメーカーやお店が募金代込みで売っています。ただしこの方法は募金の使い道が解りにくいというデメリットはありますね。

解りやすいのはネット募金、無印良品などは商品購入時にネット版募金箱が設置してあり、クリックすればいいだけ、コンビニの箱募金みたいな感じですね。

また楽天、ヤフーは募金付きアイテム特集をしていたりします。「この商品を買うと募金されます」というパターンですね。選ぶ楽しみがあっていいですねえ。

ちなみに、3月現在楽天ブックスでは「東日本大震災特集」をしています。商品価格に募金がついているのもありますが、チャリティーCDや本など震災に関連したアイテムが多くそろっています。企画CDなどを発見できる可能性が高く、これも楽しそうです。

また地方自治体もこれに便乗して、募金などを集めるときにグッズを作って売っていたりします・・ほぼゆるきゃらの流れのような気がしますが。楽しみや娯楽要素があれば募金の敷居が下がるという発想はいいですね。またユニセフ、赤い羽根共同募金は昔からそういう方法でグッズを売っています。こちらは購入費=寄付金=寄付控除の対象になります。

募金グッズ探しにはまるのもいいかもしれません。・・自分のお金が無くなりそうですが・・。