クラウドファンディング

1万人の子どもへ暴力防止プログラムを 横浜のNPOがクラウドファンディングをスタート!

神奈川県内のひとりでも多くの子どもたちにCAPを実施しよう〝1万人の子どもへCAPを届けるキャンペーン〟を実現するため横浜のNPOが寄付を募っているニュースを9月24日付のこのサイトでも紹介しましたが、広く支援を呼びかけようとクラウドファンディングREADYFORでプロジェクトが立ち上がりました。

誘拐やいじめなど子どもが被害にあう事件報道があとを絶ちません。

心配だからといって、おとなが子どものそばにずっとついていることもできません。

CAP(子どもへの暴力防止)プログラムは、子どもが自分自身で自分の身を守ることができることを考える人権教育プログラム。これまでCAPを開催するためには学校などが費用を負担してきました。

 目標資金は60万円で期間は12月30日まで

1万人の子どもにCAPを届けるためのこのキャンペーンでは小学校で250クラス(@40人)に対して実施。そのうち、来年7月末までに実施を予定しているプログラム提供にかかる、スタッフの交通費と配付資料代60万円が必要とのこと。今回チャレンジの対象にしている小学生向けCAPプログラムは、1クラスにつきCAPスペシャリストが3名入り、ワークショップ形式で行います。

支援の使い道

CAPプログラムを実施するには、通常は1クラスにつき、2万円の経費がかかるといいます。1万円分はスタッフのボランティア、残り1万円を寄付で賄いながら進めていく計画です。

多くの子どもたちがCAPを体験することによって、子どもたち自身が、自分に力があり、大切な存在と気づくことができます。「子どもたちは、プログラム終了後、輝くような笑顔に・・また、虐待、いじめなどの早期発見にもつながります」と支援を呼びかけています。

クレジットカードを使って気軽に支援ができるクラウドファンディングでNPOの支援をしてみませんか。

詳細はこちらのサイトへ

https://readyfor.jp/projects/empkng2014

京都大学花山天文台、存続に向け寄付を募る野外コンサート開催

天文ファンには“聖地”として知られる京都大学花山天文台。現在、資金不足から厳しい運営を強いられているそうで、同天文台では存続に向けて寄付を募る野外コンサートを開催します。

引用文:毎日新聞

存続の危機にある京都大花山(かざん)天文台(京都市山科区、075・581・1235)への寄付を募るコンサートが10月4日午後6時半、同天文台で開かれる。世界的な音楽家で天文好きの喜多郎さんらが出演する。1万円の寄付で参加が可能。事前申し込みが必要で締め切りは12日。

http://mainichi.jp/select/news/20140907k0000e040133000c.html

花山天文台は京都大学の附属施設として1924年に京都市山科区に建てられました。天体観測の拠点として長く日本の天文学研究を引っ張ってきましたが、近年は国の予算削減で存続も危ぶまれる状況に追い込まれています。

同天文台ではそうした流れを止めようと「天文台基金」を開設。民間から広く寄付を募るとともに、研究機関に特化したクラウドファンディングのサイトも立ち上げ、附属の3天文台(花山・飛騨・岡山)を安定的に維持運営していくための資金調達を行っています。

その一環として10月4日に同天文台で催されるのが、「天文台基金野外コンサート」。天文ファンとしても知られる音楽家・喜多郎さんを迎えて、オリジナル楽曲『古事記』と宇宙映像の幻想的なコラボレーションが繰り広げられます。またホーメイ(喉歌)歌手・山川冬樹さん、アイリッシュハープ奏者・小川由美子さんのステージも組まれ、広場では設置された望遠鏡で星空の観望会も行われるそうです。コンサート詳細および申込は下記「天文台基金野外コンサート」のサイトから。参加条件として協力寄付金(1人1口1万円)を募っています。

「天文台基金」では他にも寄付を募っており、寄付者には同天文台発行の刊行物の送付や天体観望会の優先招待などの特典が受けられます。今回のコンサートを機に花山天文台の現状を知る人が増え、天文学研究の拠点であり天文ファンの“聖地”がこれからも長く存続されることを願いたいですね。

・天文台基金野外コンサート

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/education/open/

 

・academistクラウドファンディング「太陽フレアの機構と宇宙天気予報の研究」

https://academist-cf.com/projects/4/shibata

大阪市「豊臣石垣公開プロジェクト」推進 クラウドファンディングで「太閤なにわの夢募金」募集

豊臣秀吉が築いた初代大坂城の石垣を掘り起こし、公開するためのプロジェクトを進めるための寄付がクラウドファンディングサイトのジャスト・ギビングによって募集されています。

引用文:ニコニコニュース

ジャスト・ギビング・ジャパンは7月3日、寄付型クラウドファンディングプラットフォーム「ジャストギビング」において、大阪市が、初代大坂城の石垣を掘り起こして公開するプロジェクトの寄付募集を開始したことを発表した。

http://news.nicovideo.jp/watch/nw1137369

豊臣秀吉が1585年に天下統一の拠点として築いた大坂城ですが、徳川家康の江戸幕府が豊臣氏を破った1615年の大坂夏の陣により落城。徳川幕府はその上を覆い隠すように徳川期大坂城を築いていったといいます。これまでの調査により、本丸地区の地下には豊臣秀吉が築いた初代大坂城の石垣(詰ノ丸石垣、以下豊臣石垣)が残されていることが明らかとなっているのだとか。

大阪市では、大阪城エリアの世界的な観光拠点化に向けて、大坂夏の陣から400年を機に、豊臣秀吉が築いた初代大坂城の石垣を掘り起こして公開する「豊臣石垣公開プロジェクト」に取り組んでいます。「太閤なにわの夢募金」はこのプロジェクトを推進するための資金とるもの。多くの方に「豊臣石垣公開プロジェクト」と「太閤なにわの夢募金」の意義や魅力を知っていただくため、今回新たに「太閤なにわの夢募金」サポーターが、クラウドファンディングによる募金活動を開始されています。

サポーターには、大阪城にゆかりのある方や各界の著名人など33名が名乗りをあげ「太閤なにわの夢募金」サポーターとして就任しています。その中から、今回ジャストギビングを通じて3万円以上寄附していただいた方には、プロフィギュアスケーターの織田信成さん、漫画家の尼子騒兵衛さん、作家の有栖川有栖さん、講談師の旭堂南陵さん、作家・演出家のわかぎゑふさんら5名のサポーターによるサイン入り記念メダル「太閤通宝」をプレゼントされます。また、ジャストギビングを通じた寄附総額が100万円を達成した場合、石垣公開施設内に設置する記念芳名板に「太閤なにわの夢募金応援団」と掲示するとともに、寄附者の名前を芳名帳に記載し、館内に永年保管されるそう。

ちなみに、クラウド・ファンディング(クラウド型ファンド)とは、ある目的、志などのため不特定多数の人から資金を集める行為、またそのためのネットワーキングサービスのことで、群衆や大衆(crowd)と資金調達(funding)とを組み合わせた造語で、ソーシャルファンディングとも呼ばれています。「ジャストギビング」は国内最大の寄付型クラウドファンディングプラットフォームです。■URL:http://justgiving.jp/projects/1396

クラウドファンディングは募金なの?

4月です!意気込むほど何も変わってないんですが、今回のネタはかなり新年度にふさわしい感じの話、先が楽しみです。

引用文 「聴き手と対話」 村治奏一、ネット募金で新アルバム クラシックギタリストの村治奏一が、インターネットを通じて制作資金を募り、アルバム「SPARKS」を出した。「制作段階から聴き手と対話しながらつくれるのが面白い」と語る。今回資金集めに使った「クラウドファンディング」は、特定のプロジェクトの達成のために、ネットで資金を集める仕組み。

引用元;朝日新聞デジタル版

URL:http://digital.asahi.com/articles/ASG1Z4W0XG1ZUCVL00Q.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG1Z4W0XG1ZUCVL00Q

ネット募金というのは、それこそ募金の古典「赤い羽根」「ユニセフ」などいろいろなところで可能なんですが、このニュースのポイントは「クラウドファンディング」と言う方式である点なのです。あまり耳慣れない言葉ですが、要するにパトロン募集、つまりあなたが何かをしたいと思った場合「資金提供者募集」と告知すればいいんですね。あくまで理屈としては、です。 記事の村治さんの場合は、千円でネットライブ視聴、1万円でテレビ電話対応と、出資額に応じてファンサービス的な物を提供して、その権利購入代が募金と言う形になっているんですよ。

これでこの「SPARKS」というアルバムはファンがパトロンになったアルバム、つまり聴き手と演奏者の立場は完全に平等になります。インターネットの真価発揮ですね。

しかし、1つ気になるのは、文中に「聴き手と対話しながら」とありますが、アルバム作りの内容などに、どうやって口を出すのかが解らない点、本当に制作段階から口を出せる状況だとしたら、募金の意味が大きく変わってくるかもしれません。そもそもこの方法を「募金」というのか?というのもあり・・・

「対話しながら」の部分の具体的な方法が読みたかったですねえ。いずれにしても、今後増えそうな方法、要チェックです。