クリック募金とは、募金ボタンをクリックすることでNPO団体に無料で募金することのできる仕組みです。
スポンサー企業がクリックした人の変わりにお金を寄付するため、クリックした人には一切お金がかからないのです。
クリック募金による寄付はさまざまなものに活用されており、世界の飢餓の撲滅や途上国での教育、医療支援、環境保全活動などの社会問題の解決のサポートとなっています。
そんなクリック募金の支援活動の一つがレッドリボン募金です。
レッドリボンとは、エイズウイルスやHIV感染症に関する正しい知識の普及啓発や、NGO・NPOへの助成金の交付を通じて患者や感染者の社会的支援などを行ないながら、偏見をもったり差別をせず、理解して支援を行なうための世界的な社会運動を象徴しています。
レッドリボンは元々はヨーロッパの古い風習で、亡くなった人への追悼の気持ちを表すものですが、アメリカでエイズが社会問題になってきた1980年代の終わり頃に、演劇や音楽で活動してきたニューヨークのアーティストにもエイズが広がってしまい、倒れたり亡くなってしまうアーティストが増え、そんな仲間を追悼する意味とエイズに対する理解と支援の意志を示すためにほかのアーティストがシンボルとした運動が始まり、後にその考えに共感した人達によって世界的な運動になっていったのです。
クリック募金などで集まった寄付は、各地で活動しているエイズに関わる民間ボランティア団体の行なう事業への助成金や、エイズ患者やHIV感染者の人達の社会的支援事業への助成、電話相談事業への助成やエイズを予防するための活動に関する助成、イベントやキャンペーン、活動を後方支援するための事務局の運営費などに使われています。
クリック募金による寄付金は「寄付金等取扱規程」に則り、有効に活用されていきます。
HIVを撲滅させるためには、このような活動をこつこつと続けていくことが大切です。