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うなぎの完全養殖化に向け、さいたま市で料理店が「うなぎ募金」開始。

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今年は7月29日が土用の丑の日ということでうなぎを食べた人もたくさんいらっしゃるでしょう。そんな日本の食文化の一端を担っているうなぎですが、近年ニホンウナギの稚魚(シラスウナギ)の漁獲量は減少し、絶滅が危惧されています。そうした流れを食い止め、完全養殖の商業化を支援しようと、うなぎが名物のさいたま市の料理店で「うなぎ募金」がスタートしました。

引用文:東京新聞 / TOKYO Web

二十九日は「土用の丑(うし)の日」。ニホンウナギが国際的な絶滅危惧種に登録されたのを受け、さいたま市内のうなぎ店主たちが今月から、ウナギの完全養殖の商業化への取り組みを支援する募金活動を始めた。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20140729/CK2014072902000150.html

「うなぎ募金」を始めたのは、さいたま市内のうなぎ店二十店舗でつくる「浦和のうなぎを育てる会」。同会の話によると、国内で現在流通しているニホンウナギは沿岸で採取した稚魚を養殖したものが主流で、漁獲高は稚魚の乱獲などに伴い年々下降線をたどっているそうです。現在の技術では完全養殖うなぎを使ったうな丼は数万円かかるとされ、もっと低コストで安定供給される養殖技術の確立が待たれます。

「浦和のうなぎを育てる会」では、集まった募金を独立行政法人水産総合研究センターに寄付、同センターにあるうなぎ養殖プロジェクトの研究費用に充てるそうです。今後は全国のうなぎ関連業者にも呼び掛けて「日本のうなぎを育てる会」を立ち上げ、店頭やイベントなどで広く募金活動を展開していく予定です。

各店に設置される募金箱には地元うなぎのマスコットキャラクター“浦和うなこちゃん”も描かれています。みなさんもお店やイベントで愛らしい“浦和うなこちゃん”の募金箱を見掛けたら、日本の伝統的な食文化保持に募金を是非お願いします。

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