豊臣秀吉が築いた初代大坂城の石垣を掘り起こし、公開するためのプロジェクトを進めるための寄付がクラウドファンディングサイトのジャスト・ギビングによって募集されています。
引用文:ニコニコニュース
ジャスト・ギビング・ジャパンは7月3日、寄付型クラウドファンディングプラットフォーム「ジャストギビング」において、大阪市が、初代大坂城の石垣を掘り起こして公開するプロジェクトの寄付募集を開始したことを発表した。
豊臣秀吉が1585年に天下統一の拠点として築いた大坂城ですが、徳川家康の江戸幕府が豊臣氏を破った1615年の大坂夏の陣により落城。徳川幕府はその上を覆い隠すように徳川期大坂城を築いていったといいます。これまでの調査により、本丸地区の地下には豊臣秀吉が築いた初代大坂城の石垣(詰ノ丸石垣、以下豊臣石垣)が残されていることが明らかとなっているのだとか。
大阪市では、大阪城エリアの世界的な観光拠点化に向けて、大坂夏の陣から400年を機に、豊臣秀吉が築いた初代大坂城の石垣を掘り起こして公開する「豊臣石垣公開プロジェクト」に取り組んでいます。「太閤なにわの夢募金」はこのプロジェクトを推進するための資金とるもの。多くの方に「豊臣石垣公開プロジェクト」と「太閤なにわの夢募金」の意義や魅力を知っていただくため、今回新たに「太閤なにわの夢募金」サポーターが、クラウドファンディングによる募金活動を開始されています。
サポーターには、大阪城にゆかりのある方や各界の著名人など33名が名乗りをあげ「太閤なにわの夢募金」サポーターとして就任しています。その中から、今回ジャストギビングを通じて3万円以上寄附していただいた方には、プロフィギュアスケーターの織田信成さん、漫画家の尼子騒兵衛さん、作家の有栖川有栖さん、講談師の旭堂南陵さん、作家・演出家のわかぎゑふさんら5名のサポーターによるサイン入り記念メダル「太閤通宝」をプレゼントされます。また、ジャストギビングを通じた寄附総額が100万円を達成した場合、石垣公開施設内に設置する記念芳名板に「太閤なにわの夢募金応援団」と掲示するとともに、寄附者の名前を芳名帳に記載し、館内に永年保管されるそう。
ちなみに、クラウド・ファンディング(クラウド型ファンド)とは、ある目的、志などのため不特定多数の人から資金を集める行為、またそのためのネットワーキングサービスのことで、群衆や大衆(crowd)と資金調達(funding)とを組み合わせた造語で、ソーシャルファンディングとも呼ばれています。「ジャストギビング」は国内最大の寄付型クラウドファンディングプラットフォームです。■URL:http://justgiving.jp/projects/1396