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知っている?募金箱の設置にもTPO

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Gashapon

新しいスタイルの募金箱「缶バッチがもらえる“ガチャガチャ募金箱”」5月16日記事)このサイトも取り上げましたが、実は募金箱の設置場所や方法などには秘訣があるそう。

募金箱といえば店頭であったり会場の出入口であったり、人目につきやすいところ、それでいて導線の端のやや控えめなところに 置かれているケースが多い印象があります。設置方法もテーブルの上に透明なプラスチック製の箱を乗せただけというものが一般的ではないでしょうか。これではせっかくの募金の呼び掛けも、その日の人任せ・運任せ的になってしまいます。そこで京都地域創造基金では市民団体を対象に、募金箱をもっと有効的に機能させる方法を提案しています。

〈引用サイト〉京都新聞2014年05月20日
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20140520000019

市民団体の資金集めを支援する京都地域創造基金(京都市下京区)が、募金箱を使って寄付を募りたい市民団体の支援に取り組んでいる。それぞれの団体に合った設置や管理の方法を提案し、募金箱を地域で広める仕組みづくりを目指す。

なるほど募金箱と言っても、設置する場所や管理する方法によってTPOのようなものがあるのですね。ニュースではそのノウハウについて、提案前と後で募金額にどれだけ差があるかについて触れられていませんが、これまで無造作に置いていた募金箱の存在を見直すいい機会になるかもしれません。

こんな統計があります。募金を含め広義の寄付を日米で比較すると、アメリカでは年間2,000億ドル(約20数兆円)を超える個人寄付が行われているのに対して、日本では個人寄付は約4,874億円。世帯当たりで見るとアメリカは約17万円、日本は約3千円となります。寄付の社会的位置付けや文化の違いで差が生じるのは 当然です。しかしそれを差し引いても差が大きすぎる感は否めません。寄付の方法にも違いがあるのかもしれませんが、言い換えれば日本の個人寄付もまだまだ伸びしろが期待できるとも受け取れます。

京都地域創造基金では設置先の開拓にも力を入れて、今年から新たに18カ所に募金箱を置き、市内で100カ所の設置をめざすとのこと。人々の善意が詰まった募金箱、設置に一工夫してもっと有効的に活用したいですね。


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